M4プロセッサー搭載! 新型「Mac mini」を3つのポイントでチェック【2024年11月版】
Appleは11月8日、「M4」シリーズのプロセッサーを搭載した新しい「Mac mini」を発売しました。 【画像】コンパクトながら背面ポートも充実 ここでは「Mac mini(M4)」について3つのポイントでチェックしていきます。
デザインが変わった
2023年2月に発売された前モデル「Mac mini(M2またはM2 Pro)」では、3.58(高さ)×19.70(幅)×19.70(奥行き)cmの平面的なデザインが採用されていました。 今回、発売された新モデル「Mac mini(M4またはM4 Pro)」は5.0(高さ)×12.7(幅)×12.7(奥行き)cmとなり、正方形に少し形状が近づきました。 こうしたデザイン変更に伴って、使用頻度の低い電源ボタンの位置が、本体の底面へと移動したこともトピックです。排気もすべて底面から行われる構造になっています。
M4またはM4 Proを選べる
前世代のラインアップでは、搭載するプロセッサーを「M2」と「M2 Pro」の2種類から選択できました。M4モデルでも、こうした構成は変わらず、選択できるプロセッサーは「M4」と「M4 Pro」の2種類。最上位の「M4 Max」は選択できません。 M4搭載モデルは、2020年発売のM1搭載モデルと比べて、最大1.8倍高速なCPUパフォーマンスと最大2.2倍高速なGPUパフォーマンスを実現するとされています。具体的な例では、Microsoft Excelのスプレッドシートの計算が最大1.7倍高速になっているとのことです。 またメモリの最小構成も従来の8GBから16GBへとアップしています。9万4800円(税込、以下同)~という価格を鑑みると、前モデルの8万4800円から値上がりはしてはいるものの、コストパフォーマンスは悪くありません。
最大3台のディスプレイに出力可能
搭載するポート類は、M4モデルとM4 Proモデルで若干異なります。前者はThunderbolt 4ポートを3基備えていますが、後者はより新しい世代のThunderbolt 5ポートを3基備えています。そのほかのUSB Type-Cポート2基、HDMIポート、ギガビットEthernetまたは10Gb Ethernetという構成は共通です。 ちなみに前世代では、M2モデルがThunderbolt 4ポート2基、M2 ProモデルがThunderbolt 4ポート4基となっており、ポート数に差がありましたが、M4シリーズ搭載モデルでは対応規格の差だけになっており、ポート数は変わりません。 Thunderbolt 4の転送速度は40Gbps、Thunderbolt 5は80Gbps~120Gbpsなので倍以上の差があります。外付けストレージ間との高速なデータ転送や、複数の高解像度ディスプレイを使用する場合には、上位モデルとの差を感じそうです。 ただし、クリエイティブな用途などを除けば、その差は微々たるもの。例えば、M4 Proモデルは60Hzで最大3台の6Kディスプレイに接続可能ですが、M4モデルでも最大2台の6Kディスプレイと最大1台の5Kディスプレイに対応します。
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