日米関係維持へ緊密連携で一致 岩屋氏「次期政権にも継承を」
岩屋毅外相は7日、来日したブリンケン米国務長官と東京都内で会談し、強固な日米関係を維持するため、引き続き緊密に連携する方針で一致した。会談後の記者会見で「今までにない高みに達した関係を次期米政権にも受け継いでもらいたい」と訴えた。 両氏の対面会談は昨年11月にペルーで実施して以来。トランプ次期米大統領が20日に就任するため、ブリンケン氏は国務長官として最後の来日とみられる。日本に先立ち韓国も訪問した。 岩屋氏は会談冒頭「今後も日米同盟を新たな高みに引き上げたい」と表明した。ブリンケン氏は、北朝鮮による6日の弾道ミサイル発射に言及した上で、安全保障や経済の分野で日米は前進する必要があるとの認識を示した。 両氏は、日米同盟の抑止力や対処力の強化に向けて協力していくと確認。北朝鮮による核・ミサイル開発や日本人拉致問題を巡り、日米や日米韓で緊密に連携すると申し合わせた。東・南シナ海で威圧的行動を強める中国への対応や、ロシアによるウクライナ侵攻、中東情勢について意見交換した。