1人暮らしで「毎日湯船につかる」といくらかかる? 「シャワーだけ」の場合と水道・ガス代を比較
「光熱費が高いし1人だからいつもシャワーで済ませるけど、ほんとうは毎日湯船につかりたい」という人も多いのではないでしょうか。 本記事では、1人暮らしで「毎日湯船につかる場合」と、「シャワーだけ」の場合を比べて水道代・ガス代はいくら変わるのかについて試算してみたいと思います。また、 手軽にガス代を節約できる方法もあわせて解説します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
「毎日湯船につかる」場合と「シャワーだけ」の場合の水道光熱費はそれぞれいくらか
「毎日湯船につかる」場合と「シャワーだけ」の場合にかかる、それぞれの水道代とガス代について見ていきましょう。 ■「毎日湯船につかる」場合にかかる水道光熱費 一般的な目安として、お風呂の平均的な湯量は200リットル程度です。 しかし、1人暮らし用アパートについている浴槽の場合、実際に200リットルのお湯をはると湯船につかったときにお湯があふれでてしまう恐れがあります。そこで今回は、お湯がムダにならない約8割の水量と仮定し、160リットルで試算してみます。 【水道代】 ●1リットルあたり約0.24円 ●水量160リットル(1人暮らし用アパートの浴槽を想定) 約0.24円×160リットル=1日あたり約38.4円。1ヶ月換算で、約38.4円×30日間=約1152円 【ガス代】 ●水温25度の上昇にかかる都市ガス代は1日あたり約82.97円(20度の水を45度のお湯にする場合) 1ヶ月換算で、約82.97円×30日間=約2489円 「毎日湯船につかる」場合、1ヶ月の水道光熱費は約3641円。 ■「15分間シャワーだけ」の場合にかかる水道光熱費 つぎに、シャワーの場合ですが、短すぎもせず長すぎもしないと考えられる「15分間シャワーだけ」を使用すると仮定して試算してみます。 なお、一般的なシャワーにおける湯量の目安は、1分間で約10リットルです。 【水道代】 ●1リットルあたり約0.24円 ●約150リットル(シャワー15分間×毎分10リットル) 約0.24円×150リットル=1日あたり約36円。 1ヶ月換算で、約36円×30日間=約1080円 【ガス代】 都市ガス代は約74.7円(15分間シャワーを使用した場合) 1ヶ月換算で、約74.7円×30日間=約2241円 「15分間シャワーだけ」の場合、1ヶ月の水道光熱費は約3321円。 ■「15分間シャワーだけ」のほうが320円安くなった 前記の条件で1ヶ月の水道光熱費を比較すると、毎日湯船につかった場合は約3641円、15分間シャワーだけは3321円と、結果はシャワーのほうが320円安い計算となりました。なお、ガス代は季節やお住まいの地域、水温などによっても結果が異なります。