中国スパイ、米で「史上最悪」規模に トランプ氏の携帯電話もハッキング、重要インフラも標的「有事」に妨害の懸念 日本も侵食か
官民一体で対応を
中国側のすり寄りに甘い顔をしていては、いつの間にか情報が筒抜けになってしまう恐れもあるというわけだ。中国の攪乱(かくらん)工作に日本はどう対応すればいいのか。
山下氏は「自衛隊のシステム防護隊などサイバー関連の部隊は人員規模も拡大しているが、サイバー空間で『攻撃』を仕掛けなければ能力の向上は難しい。現在の法体系では攻撃を仕掛ければ刑法犯になるので、法的枠組みを変えることが重要だ。官の力だけでは能力が足りないので、(善意でサイバー技術を使う)ホワイトハッカーを民間から雇うなど、官民一体でサイバー防御に対応すべきではないか」と指摘した。