英国王室一の“お騒がせ王子”が、ついに警察に通報される。スパイ容疑や性犯罪者とのつながりなど、2025年は厳しいスタートに
昨年12月、スパイ行為が疑われる中国人実業家との関係が発覚して世間を騒がせ、王室恒例のサンドリンガムでのクリスマスにも参加しなかったチャールズ国王の弟のアンドリュー王子。2025年はまだ始まったばかりだが、アンドリュー王子にとっては厳しい1年となりそうだ。年明け早々、反君主制グループの「Republic(リパブリック)」が王子を警察に通報したと発表したのだ。 【写真】昔はイケメンだった?アンドルー王子の若き頃が現在と違いすぎる.... 「リパブリックのCEOグラハム・スミスは、アンドリュー王子がカンパニー・ハウス(Company House=政府組織で、事業登録をする会社登記所)に虚偽の情報を申請した疑いがあるため警察に通報した」との声明文を発表し、イギリスのメディア各社が報じた。リパブリックによると、アンドリュー王子は「アンドリュー・インヴァネス(Andrew Inverness)」という偽名と嘘の居住地住所を使用して、Naples Gold Ltdという会社をカンパニー・ハウスに登記したと主張している。 「たった一つの虚偽情報による申請は、些細なことに思えるかもしれません。ですが、現在のイギリスはこうした不正が許され続けた結果、深刻な問題に直面しています。今回の王子の不正について、王子は誰からも訴えられていません。ですが、そもそもアンドリュー王子は最高水準を遵守すべき人であることは間違いない。そのような人が、虚偽情報を申請するという重大な会社法違反を犯しているという問題を追求することは、間違いなく公共の利益になるでしょう」とスミスは声明文で述べている。 Naples Gold Ltdという会社が登記されたのは2019年で、当時『Daily Mail』が、アンドリュー王子がインヴァネスという名前を使ったことも含め、記事にした。カンパニー・ハウスの情報では、同社は2021年に事業を解消。アンドリュー王子はディレクターと記載されていた。 このインヴァネスという名前は、アンドリュー王子がインヴァネス伯爵の称号を保持していることに由来する。 BBCは1月7日、ロンドン警視庁がリパブリックの申し立てを受理し、現在査定中であることを認めたと報じ、アンドリュー王子のビジネス取引と疑惑の中国人実業家との関係については、2025年も厳しい目が注がれそうだ。 王子はアメリカ人実業家で性犯罪者のジェフリー・エプスタインと友人関係にあったこともかつて世間を騒がせたが、今週、王子の疑惑を訴える裁判書類が再浮上し、またしても残念な形で注目を集めている。
from Town and Country.com