侍・楽天の辰己 チーム1号ダメ押し3ラン! パフォーマンス総選挙“当選”へ両手ふらふらポーズ
◇侍ジャパン強化試合 日本7―1チェコ(2024年11月9日 バンテリンD) 侍の3番打者が世界一への号砲を鳴らした。4―1の7回無死一、三塁。楽天・辰己がとどめの一撃だ。直球を振り抜き、右中間席へ今チーム1号となる3ラン。バンテリンドームでの一発に「広いと聞いていたけど、僕にとってはそんなに広くなかった」と胸を張った。 7回は先頭・源田の三塁打から、二塁打、単打と続き、自身侍初アーチで「サイクル4連打」を締めた。「3番が大好きなので任せられるように」と意気込む中で2安打3打点、2四球と4打席全てで出塁。「獲るぞ、世界一!!」と宣言し、打線を引っ張った。 野手陣は宮崎合宿から「侍パフォーマンス総選挙」を実施中。各自持ち寄り塁上などで披露し、本番でのネタを選考中だ。この日は初回1死一塁で中前打。ベース上では昨年3月のWBCでおなじみになったカージナルス・ヌートバーの「ペッパーミル」を見せたが、ベンチの清宮らから「違う、違う」と突っ込まれた。7回の一発はヘルメットの上で両手を振るパフォーマンスで盛り上げたが、選考は続いている。10日の強化試合が最終選考になりそうだ。 「井端さんに選んで良かったと思われるように」。3年連続ゴールデングラブ賞の堅守と、今季最多安打を獲得したバット。その存在感は増すばかりだ。(福井 亮太)