【広島好き】「第二のチェコ」「第二のフランスア」はいるのか!? アカデミー出身3投手の評価
外国人投手に求められるもののひとつに球速があるとすると、現状ではブリトーは物足りないのか……。菊地原コーチはかぶりを振る。 「制球が良くなるように、球速も速くなることだってある」。
日本で成長したアカデミー出身投手の姿を思い出したのだろう。アカデミーでは球速が140キロ前後で、制球難。14年9月の初来日から独立リーグでの武者修行などをへて、育成選手契約まで4年かかった。だが、一気に支配下選手登録された同年、チーム翌年以降も広島ブルペンを支えたフランスアだ。
「フランスアも当時はあそこまで速い球を投げていなかった。投げて覚えていったところもある。彼らも投げながら覚えていけることはある」
彼らは即戦力ではない。まだ課題も多い。それでも磨けば、金の卵となる。彼らが望むジャパニーズ・ドリームは、一朝一夕ではたどり着けない。彼らはその1歩を踏み出したに過ぎない。
文:前原淳
前原淳