ルネサス エレクトロニクス株式会社と2020年代後半に投入する次世代のホンダ 0シリーズに採用する高性能 SoC（システム・オン・チップ）の開発契約締結も発表された。

ホンダの新しいサルーンは斬新だ！ 【写真を見る】新型ホンダ 0 サルーンの全貌（10枚）

高度な自動運転技術を搭載

1月8日、ホンダは、米国ネバダ州ラスベガス市で開催されているCES 2025において、新型「ホンダ 0 サルーン」を発表した。 新型ホンダ 0 サルーンは、CES 2024で公開したコンセプトモデル「サルーン」を、2026年の発売に向けて進化させたプロトタイプだ。コンセプトモデルのデザインそのままに、一目見て他との違いを感じさせる低全高でスポーティなスタイルと、外観からは想像できないほどの広い室内空間を両立したと謳う。 シリーズのフラッグシップであるホンダ 0 サルーンは、新開発のEV専用アーキテクチャーをベースに、ホンダ 0シリーズの開発アプローチである「Thin, Light, and Wise.（薄い、軽い、賢い）」を具現化する数々の次世代技術を搭載した。CES 2025ではその中でも、ホンダが世界で初めて実用化した自動運転レベル3技術に裏打ちされる信頼性の高い自動運転技術などを紹介する。 ホンダ 0シリーズでは、まず高速道路での渋滞時アイズオフから自動運転技術を搭載し、OTAによる機能アップデートを通じて、運転支援・自動運転レベル3適用の範囲を拡大していくという。自動運転レベル3では、運転主体が人からクルマへと変わり、映画鑑賞やリモート会議など、これまでにはできなかった「ドライバーによる移動中のセカンドタスク」が可能となるそうだ。 新型ホンダ 0 サルーンの量産モデルは2026年に北米市場へ投入し、その後、日本や欧州などグローバルへの展開を予定する。