連勝スタートの大阪ブルテオン、ホームに広島サンダーズを迎え撃つ。SVリーグ男子第2節
先週開幕した「大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)」。男子は10月19日(土)20日(日)に第2節が行われ、開幕2連勝の大阪ブルテオンと、1勝1敗の広島サンダーズが激突する。
大阪ブルテオンは、昨シーズンの覇者であるサントリーサンバーズ大阪と開幕戦で2試合を戦い、いずれも勝利を収めた。特にGAME1では、チーム全体が安定したプレーを見せ、終始主導権を握る展開でストレート勝ちを果たした。
セッター永露元稀の巧みなトスワークと、西田有志やロペス ミゲルの強力なスパイクやサービスエースが攻撃を牽引した。また、ブロックも含めたジェスキー トーマス、山内晶大、リベロ・山本智大のディフェンスも光り、初戦を最高の形で締めくくった。
続く、GAME2ではサントリーに第2・第4セットを奪われたが、最終セットは西川馨太郎のブロック、西田のスパイクなどでペースをつかむと、15-12で勝利を収め、開幕2連勝を飾った。ティリ ロランHC(ヘッドコーチ)は「タフな試合だったが、諦めずにチーム全員で戦った」と評価した。
一方、広島サンダーズの第1節は東レアローズ静岡との2連戦。GAME1では、第1・第2セットを立て続けに失う苦しい展開だったが、第3セット以降はキューバ出身のカメホ ドルーシー オレオルや、ブラジル代表のモレイラ ロケ フェリペを中心に反撃を開始。3セットを連取し、初勝利を逆転で飾った。
しかし、翌日のGAME2では再び東レアローズ静岡に、第1・第2セットを取られる形となり、セットカウント1-3で敗北。広島サンダーズのウェベル カルロス ハビエルHCは「昨日と似たような展開となり、プレーの細かい部分の差が勝敗を分けた」とコメントした。
両チームの対戦のポイントは、まずサーブと言えるだろう。大阪ブルテオンは第1節で強力なサーブから、多くの得点を奪った。特に西田やロペスのサーブは相手に大きなプレッシャーをかけ、リズムを崩すことに成功している。一方で、サンダーズは第1節のGAME2でサーブにミスが目立ち、リズムを乱す場面が多かったため、サーブの出来が鍵となる。