「ウソ!? こんなに飛んだの?」 飛ばない青木瀬令奈が3Wで230Yも飛んでビックリ!
女子ツアーでは新たにスリクソン新クラブが投入されている。そんな中、飛距離不足に悩んでいた青木瀬令奈が、新3番ウッドで飛距離が出いているという話を聞いて、さっそく本人に直撃してみた。 『ZXi』3Wの顔はシャープな丸型でカッコよ過ぎた! 7Iも抜いた青木の最新14本セッティングはこちら【写真】 青木に聞くと、3番ウッドに『スリクソンZXi』ヘッドにシャフトは『スピーダーバイオレット50SR』を挿した新クラブを早速使っているとのことだった。 「さっきトラックマンで測定したらキャリーで200ヤード飛んでランを含めると230ヤード飛んで、『ウソだ、こんなに飛んだの?』と自分でも驚きました。自分で振っているつもりないのに、ヘッドスピードが40m/s近くいっていて……。ドライバーはヘッドスピードが41m/sくらいなので、びっくりしました」 青木は新フェアウェイウッドのミスヒットの強さとボール初速の速さを気に入っている。 「新モデルはミスヒットに強いのはありますね。ヒール寄りに当たっても意外と球の滑りが少なかったです。あと、球を押し込める感覚があって、ボール初速が速いですね。上に飛ぶよりも前に飛んでくれます。5Wや7Wはグリーンに止めたいので、弾道の高さを求めますが、3Wは飛距離を求めるので前に飛ぶフェアウェイウッドがいいですね」 青木が3番ウッドのスペックでこだわったのが、シャフトの長さだ。シャフトの『スピーダーNX バイオレット 50SR』は、中調子ながらボールのつかまり、上がりやすさを追求したモデルだ。 「元々先が動くシャフトを使っていましたが、もう少ししっかりしてもいいのかなと思って、このモデルを使いました。その上でこだわったのが、チップカットの長さです。動きすぎて右から右に動くミスが嫌で、短くしたら上手く拾ってくれますね。12ミリカットを試していたんですが、タイミングが合わなくて、9ミリカットを試したらはまりました」 女子ツアー屈指のギアマニアでもある青木。これだけ敏感にシャフトの動きを察知する女子プロも珍しい。今回初めて調整機能が入ったクラブを投入。今まではヘッドが動く感覚が違和感となり避けていたが、新モデルだと気にならなかったそうだ。 今回青木は、新たにアイアンには『スリクソン ZXi5』 『スリクソン ZXi7』採用しており、新シリーズを投入してツアーの後半戦に臨む。 「最近トレーニングの影響もあって飛距離は少しずつ伸びています。ドライバーも飛距離が伸びているので、試合が楽しみですね」。新3番ウッドを武器に青木が今季初勝利を挙げられるのか。目が離せない。 ◇ ◇ ◇ パーオン率トップ3のアイアンを調べると意外な共通点があった。関連記事【パーオン率トップ3の共通点を発見! 竹田麗央、岩井明愛、小祝さくらはロフト多めの“軟鉄鍛造”アイアンを使っていた】を読めば、ショットの正確性の秘密がが分かる。