小中高の通級指導、最多を更新 22年度は19万8千人
障害がある国公私立の小中高校生で、通常学級に在籍しながら必要に応じ別室で授業などを受ける「通級指導」を利用したのは2022年度に19万8343人となり、過去最多を更新したことが6日、文部科学省の調査で分かった。最多だった21年度より約1万4千人増えた。 通級指導は少人数が多く、コミュニケーションが苦手な子にきめ細かな授業が可能。文科省は「保護者や教職員の理解が深まった」と分析。発達障害への理解が進んだことも背景にあるとみている。 障害別内訳は、言語障害4万8628人、注意欠陥多動性障害(ADHD)4万3050人、自閉症4万2081人、学習障害(LD)3万7047人など。