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先月、神奈川県横浜市の民家で住人の男性が殺害され現金が奪われた強盗殺人事件で、奪われた現金の「回収役」とみられる30歳の女が逮捕されました。 警察によりますと、東京都足立区居住の木本未穂容疑者（30）は先月15日ごろ、仲間と共謀し、横浜市青葉区の民家で住人の後藤寛治さん（75）に暴行を加え殺害し、現金20万円などを奪った疑いが持たれています。 この事件をめぐっては、実行役の1人として宝田真月容疑者（22）が逮捕されているほか、千葉県市川市の強盗事件に関連して逮捕された藤井柊容疑者（26）と久保田陸斗容疑者（21）が実行役として関与しているとみて捜査が行われていますが、木本容疑者はこの実行役らが奪った現金の「回収役」とみられています。 捜査関係者によりますと、実行役として逮捕されている宝田容疑者の供述や防犯カメラなどの捜査で、宝田容疑者は奪った現金を都内の公園に置いたとみられていて、その現金を回収したとして木本容疑者の関与が浮上したということです。 木本容疑者は調べに対し、「一緒に強盗したことは否定します」と強盗殺人については容疑を否認していますが、現金を回収したことについては「犯罪で得たお金を回収しました」と供述しているということです。 警察は奪われた現金の流れを調べるとともに、指示役についても引き続き捜査しています。