インテル初のイラン人タレミの加入で20年ぶりの快挙へ高まる期待…異なる大陸出身FW3人の2ケタ得点を視野に?新たな“インテルの王子”が話題に | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】インテルに加入したイラン代表FWメフディ・タレミは、合流初日のミニゲームで初得点を挙げ、大きな期待を寄せられている。 【動画】日本はイランに敗れ、ベスト8で姿を消す...|AFCアジアカップ準々決勝
王者インテルは今夏、ポルトを退団した31歳FWメフディ・タレミをフリーで獲得し、クラブ史上初となるイラン人選手が誕生した。そんな中、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は14日、キャリアで通算200ゴール以上をマークしてきたタレミに特集記事で注目した。 インテル合流後、さっそくミニゲームで得点を挙げたイラン代表FWについて、「ロッカーだけでなく、ピッチをもいっぱいにした」と報道。「プレシーズンであり、練習初日であり、アッピアーノ(練習場)にレギュラー勢は片手の指の数ほどしかいなかった。だが最初のインパクトは期待に見合うものであり、現時点では、これが重要だ」と好印象を受けたことを綴った。 イラン代表FWは、「新たな成功へどん欲なインテルのために、即戦力となるFWを求めていた」シモーネ・インザーギ監督のほか、ジュゼッペ・マロッタ会長兼CEO、ピエロ・アウジリオSD(スポーツディレクター)らにゴールの嗅覚やユーティリティー性を買われて、2027年までの3年契約を結んだが、イタリア紙は、まさに「タレミは最高の形で登場した」と賛辞を贈った。 タレミは今後、プレシーズン中にインザーギ率いるインテルのメカニズムを学んでいくことになるが、レギュラーのラウタロ・マルティネスとマルクス・テュラムがチームに合流する頃には、「メフディはもう1人のレギュラーとして受け入れられることになる」との見通しを同紙は示している。 来月17日のジェノアとのセリエA開幕戦を皮切りに、長いマラソンが続くことになるが、インテルにおける「イラン人FWのミッションは明確だ」とし、「可能ならすぐさまゴールを挙げることだ」と説明。得点力が求められていることを強調した。 そのうえで「タレミは2ケタ得点を挙げられるFW」であり、2023-24シーズンにスクデットをもたらした2人のFWと併せて、アドリアーノやクリスティアン・ヴィエリ、オバフェミ・マルティンスが所属した2004-05シーズン以来、20年間にわたって実現していないインテルのFW3人による2ケタ得点を視野に入れることができると主張している。