ラリージャパン注目!日本のエース、勝田貴元のサーキット時代が凄かった。
2024年11月21日(木)~24日(日)に愛知県・岐阜県で開催されるWRC(世界ラリー選手権)の最終戦「ラリージャパン2024」。今年のワールドチャンピオン決定戦がここ日本で開催されます。「J SPORTS」ではオンデマンド配信とテレビ放送でラリージャパンの模様をライブでお届けします。 【全SS LIVE配信】WRC世界ラリー選手権 2024 Round13 フォーラムエイト・ラリージャパン2024
やはり注目は日本人ドライバーの勝田貴元(TOYOTA Gazoo Racing WRT)の活躍です。昨年のラリージャパンでも、急に押し寄せた寒波の中、10ステージで優勝。しかし、2日目のクラッシュが最後まで影響して総合5位。表彰台には届かずとなってしまいましたが、ラリージャパンで日本人が勝つ瞬間を見られるかもしれない、という気持ちが高まりましたね。勝田は2022年に3位表彰台を獲得していますし、波乱の展開になりがちなラリージャパンでは今年も大いにチャンスがあるでしょう。
そんな勝田貴元が元々レーシングカートからキャリアを始め、全日本F3選手権まで登り詰めたサーキット出身のレーシングドライバーだったことはご存知の方も多いでしょう。今やすっかりラリードライバーという肩書きが板につき、近年にラリードライバーとしての勝田を知った人はサーキットの印象は薄いかもしれませんが、実は彼はサーキットでも素晴らしい才能を発揮したドライバーだったのです。
そのキャリアを振り返ってみましょう。1993年、祖父、父ともにラリーのトップドライバーのファミリーで産まれた勝田は12歳でレーシングカートのレースに参戦します。まず、カート時代のキャリアハイライトとしては2008年にヤマハのワークスドライバーに抜擢され、全日本カート選手権の最高峰クラス(当時KF1)でデビューウインを飾っていることです。ヤマハワークスはカート界では将来有望な花形たちが起用される名門です。チャンピオンにこそなれなかったものの、フォーミュラにステップアップした後もタイヤメーカーのテストを任されるなどカートレーサーとしても優れた才能を発揮していました。
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