「航空祭」の舞台裏 異機種を自在に操る“空の精鋭部隊” 航空自衛隊・岐阜基地
最大の見せ場、機体で描く“70”は――
機体の乗り換えがありながらも無事に離陸。 ダイヤモンド隊形やアクロバット飛行などのパフォーマンスが披露されました。 そしていよいよ、松尾さんが企画した最大の見せ場、機体で描く“70”。 “7”と“0”の距離が想定より少し離れてしまいましたが、大空に描くことができました。 「めっちゃかっこいい(パパは見えた?)見えたじっくり見えた」(長男・圭悟くん) 迫力のパフォーマンスに訪れた人は――。 「みんなスピードを合わせてぶつかりもせずに、きれいに飛べてすごい技術だなと思う」(滋賀県から) 「やはり実際に見た方が迫力があっていいですね」(神奈川県から) 機体が変更になったにも関わらず、無事やり遂げた松尾さん。日頃から様々な機体を扱う「テストパイロット」だからこそ、急な事態でも対応できました。 「色々点検していて、少し飛ぶには怪しいなと…。まさに部隊の特性をうまく生かすことができた。観客の皆さんがいっぱい来ていただいたので、私たちも非常にモチベーションが上がったのが正直なところです。そのモチベーションを今後の任務を成功させるための原動力にしていけたらと思う」(松尾1尉)