友人が「7万円」のチャイルドシートを買っていてビックリ! わが家は「1万円台」のものなのですが、やはり高いほうが“安全”なのでしょうか? 買い替えたくても手が出せません…
チャイルドシートの安全基準
現在、日本で使われているチャイルドシートの安全基準は2つあります。 ・R44 従来の安全基準で、子どもの体重を基に、最適なチャイルドシートの使用や、乗り換え時期を判断します。現在もこの安全基準を採用したチャイルドシートは販売されていますが、新たな生産・出荷は終了しています。 ・R129(i-Size) 2023年9月より完全施行された、新しい基準です。現在はこの安全基準をクリアしたチャイルドシートだけが製造可能となっています。身長に応じて乗り換え時期の目安を判断します。 側面衝突に強い設計基準が加わった点や、生後15ヶ月まで後ろ向き使用を義務付けられている点が特徴です。 チャイルドシートの安全性は、価格よりもこれらの安全基準を満たしているかによって決まります。安全面を重視するのであれば、従来の基準よりも高い基準をクリアしている「R129」を満たしたチャイルドシートを買うとより安心でしょう。
安全基準を確認して予算に合ったチャイルドシートを選ぼう
安価なチャイルドシートでも、R44やR129の基準をクリアしていれば安全性に問題はありません。頻繁に子どもを乗せて運転する、長時間運転することなどが多いなら、より安全性が確保されているR129の基準をクリアしたチャイルドシートを検討しましょう。 一方で、高価なチャイルドシートは安全性を担保している点に加え、使い勝手が良く使用年数が長いといったメリットがあることも確かです。チャイルドシートの安全基準をしっかり確認しつつ、予算に合うものを見つけてくださいね。 出典 国土交通省 チャイルドシートアセスメント2024.3 消費者庁 こども安全メール Vol.653 より安全なチャイルドシートの使用を! 執筆者:山田麻耶 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部