友人が「車高5センチメートル以下」の「アルファード」に乗っていたのですが、確か「違反」ですよね? シャコタンのペナルティと危険性が気になります…。
街中や友人が乗っている車で、車高の低いアルファードなどの車を見かけたことがある人もいるでしょう。あえて車高を低くした車を「シャコタン」と呼ぶようですが、車高の低さは違反に該当するのか、どのようなペナルティがあるのかが気になる人もいるかもしれません。 この記事では、車高を下げるメリットやデメリットをご紹介しています。車高を下げすぎてしまった場合の罰則や車検で儲けられている基準もまとめましたので、あわせて参考にしてください。 ▼ハンズフリー通話での運転は「違反」になる? ペナルティが発生する場合についても解説
車高を下げるメリット・デメリット
車高を下げるにあたって、どのようなメリットやデメリットがあるか気になる人もいるでしょう。ここでは車高を下げることによる具体的なメリットとデメリットをご紹介します。 ■メリット 車高を下げるメリットとして考えられるのは、走行時の安定性があげられます。適切に車高を下げれば車の重心が低くなり、コーナリングや車線変更時の安定感が増すようです。 安定性を感じられるのはおもに高速走行時といわれており、高速道路の利用頻度が高い場合は、車高を下げることでのメリットを感じやすいと考えられます。 また、車高が下がればタイヤとフェンダーのすき間や地面との空間が少なくなるため、視覚的にも引き締まった印象になるようです。車全体のイメージにも安定感が生まれ、この部分にメリットを感じる人もいる可能性があります。 ■デメリット 車高を下げると、車体と道路の間隔が狭くなると考えられます。そのため、路面の状況によっては、車体の底をこすったりぶつけたりしてしまうかもしれません。特に凹凸の多い道路や歩道に乗り上げる際は、車にダメージを与えてしまうおそれがあるでしょう。 このことから、車高を下げた車を運転する場合は、通常の車と比較して運転に注意する必要が出てくると考えられます。慣れてしまえばそれほどデメリットにならない可能性もありますが、念のため覚えておくとよいでしょう。
車高が低い車が車検に通るための基準
車検に通るための最低地上高は、9センチメートル以上が必要とされています。この基準を下回ってしまうと、車検には通らないため、注意してください。 また、最低地上高が9センチメートル以上保たれていたとしても、車高そのものが4センチメートル以上低くなっている場合は不正改造に該当するようです。この場合、構造等変更検査を受けなければならないとされているため、車検証を確認し、記載された数値から4センチメートル以上変わっていないかを確認しておくとよいでしょう。
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