ズベレフ白星発進、アルカラスはルードに敗れる ATPファイナルズ
【AFP=時事】男子テニスのシーズン最終戦、ATPファイナルズは11日、イタリア・トリノでシングルスのラウンドロビン2試合が行われ、大会第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は6-4、6-4で第8シードのアンドレイ・ルブレフを下し、白星発進を切った。 【写真】黒星発進となったアルカラス(その他全10枚) もう1試合では、第6シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が6-1、7-5で第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を破り、ズベレフを抑えて同組首位に立った。 世界ランク2位のズベレフは、自身のサービスゲームでは一度もブレークポイントを許さなかった一方、2本あったブレークチャンスを両方とも生かしてストレート勝ち。「非常に手堅い試合ができた」「この大会では誰が相手でもベストのプレーをし、安定して、精神的にも強くいないといけない。きょうはそれができたと思う。しっかりとチャンスをものにできたし、勝てて満足している」と話した。 初出場の世界3位アルカラスは、34本のアンフォーストエラーを犯すなど精彩を欠き、黒星スタートとなった。 今季は全仏オープンとウィンブルドンを制しているアルカラスは試合後、「疲れている。精神的に疲れている」と明かし、「試合数が多く、過密スケジュールになっている」「それにうまく対処できる選手もいれば、そうでない選手もいる」とコメント。 開幕数日前から体調不良になり、さらに大会のインドアのサーフェスへの適応にも苦しんでいると話した。 ルードはアルカラスに5戦目にして初勝利。アルカラスが風邪を引いていることは知っていたと認めつつ、「それも競技の一部だ」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News