自然体で上品なダイニングにするには高さのある皿と平たい皿、どちらがよい?今すぐ真似したい初夏のテーブルコーディネート術
和洋折衷で新たなスタイルに
キャンドルのセッティングには、涼しげな竹かごを使いました。異素材のミックスはhideyaさんの得意とするところ。 竹かごには同じく天然素材であるレザーの紐をスタッフが巻いたそうです。 「和の雰囲気を強くもつアイテムは、洋食器との組み合わせが難しい場合があります。このコーディネートでは、竹かごにレザー紐を巻くことが、和と洋をつなぐ橋渡しになりました」 異なる素材を組み合わせるのは、バランスを取るのが難しいものですが、ブリッジとなる素材を加えることでまとまり、新たなスタイルに。
優雅で涼しげなお花とグリーン
彩りのメインとなるのは、あざやかなパープルが目を引くバンダ。お花が手に入りにくい初夏にも、美しく咲いてくれるバンダは、hideyaさんが個人的に好きなお花でもあるそうです。 華やかなバンダと生き生きとしたグリーンが、夏への期待と活気を感じさせます。
【1品目】きゅうりとすだちの土佐酢マリネ
今回のお料理は、お酒に合わせるのにもピッタリな季節感あふれる3品。すだちの断面が夏の涼を感じさせる1品目は、さっぱりといただけるきゅうりのマリネ。 きゅうりは、かくし包丁を細かく仕込んだあと、塩を振って水気を絞ります。このとき「しっかりと水分を出し切るのがポイント」とhideyaさん。お酢と、蜂蜜を少々入れてマリネしておき、お出しする直前に薄切りにしたすだちを乗せて完成です。 自然な甘みを引き出してくれる蜂蜜は、お料理とワインの相性もよくしてくれるので、ぜひお試しを。お酢は、はちみつと相性のよい、まろやかな土佐酢を使用しています。
【2品目】おかひじきとミョウガとナッツのナムル
2品目は、韓国のエッセンスを取り入れたナムル。ナッツを散らし、彩り鮮やかに盛り付けました。おかひじきは椎茸と昆布のお出汁でさっと茹で、生のミョウガを添えています。ごま油と塩、ブラックペッパーを上からかけて。食べるときに混ぜていただきます。ナッツの食感がアクセントになり、ワインにもよくあう一品です。 ごま油は、あっさりとした白ごま油か、一番搾りのごま油を使用するのがhideyaさんのおすすめ。そうすることで、ワインにあう味わいに。ミョウガは、できるだけ薄くスライスするのがポイント。新鮮な食材を美味しくいただくシンプルなレシピです