大阪府・吉村知事が定例会見6月23日(全文2)簡単に申請・取得できる制度にしたくない
パブリックビューイングの中止要請はいつ?
こういう状況になっているので、これも全国的に、基本的対処方針の下で進めている。知事にそれぞれの個別の判断をすると、やって、今に至っているので、そういった意味ではこの日々の感染者数だとか、病床の逼迫度だとか、全て公開をしていますから、その情報も伝わる中で、やはり活動というのは徐々に出てくる。これはもう致し方ないというか、そうなると思います。なので、お1人お1人の、現場現場での感染対策の徹底をぜひお願いしたいというふうに思っています。感染者が増えたとしても、大きな波にしないということを目指していきたいと思うので、ぜひご協力をお願いしたいと思います。 読売新聞:あともう1個、府内の市町村に対する五輪のパブリックビューイングの中止要請なんですけれども、これについてはいつ付で要請を行ったのかということと、あと大阪府としてのパブリックビューイングについては検討されてこられたのでしょうか。 吉村:もともと大阪府は検討していませんでした。だから府として、もともとパブリックビューイングはする予定はなかったというところです。それ以外で言いますと、5市で、コミュニティーライブサイトを検討、そして2市でパブリックビューイングを検討されておられます。 ただ、ここはまだ実施するかどうか不透明な部分が非常にあるので、それぞれの市において公表はされていないと思います。検討中です。という中で、6月21日に、こうした共同ステートメントも出ました。大阪府としても、ここはもう正式に中止を要請すべきと判断をしました。
中止の要請を判断した要因は
ただ、その5市のコミュニティーライブサイトのうち、もう2市についてはすでに自主的に中止の決定をされています。残り3市については、個別にこれまでも話もしてきましたが、府としての考え方も明確にしていただきたいというような意見もやっぱり中にもありますし、そういった意味ではわれわれとしても、この共同ステートメントを受けて、府としても中止を要請すると判断をいたしました。本日付で発送をいたします。ですので、おそらくは大阪府下全域において、この公共でやるパブリックビューイング、コミュニティーライブサイトは行われないということになるかと思います。 読売新聞:最後に1点、パブリックビューイングの中止を要請するということの判断をするということなんですけども、あらためて知事として、やっぱりどういった要因が大きくてこういった判断をされたというふうにお考えでしょうか。 吉村:やはりこのオリンピックをもうできるだけお祭り騒ぎにしないということを僕は目指していくべきだと思っています。これがやるというふうにすでにもう決まっていますから、そしたらリスクを最小限にすべきだと思います。その中で、例えば観客をどう入れるだとか、いろいろ、お酒をどうするだとか、今まさにオリンピック委員会で、5者で協議されていること、ここはしっかり対策は取られるというふうに思いますが、やはり僕自身が心配しているのは、そこは主催者としてしっかり取ってもらわないといけない。 僕自身が心配しているのは、日本全体がお祭り騒ぎになるということです。至る所で、日本、日本とか言いながら路上で宴会が行われているだとか大騒ぎになっているだとか、そういったことに、そういったような状況になるとおそらく感染対策としては十分取られないということになるので、感染が急拡大する可能性が極めて高くなると思っています。これは来日された方の行動とかよりも、僕はそっちのほうがむしろリスクは非常に高いんではないかと思っています。日本の人口、1億2000万人いますから、その大半は大都市部にいますので。そうなってくると、オリンピックで入国される人よりそっちのほうが圧倒的に人口多いわけですから、そこでの感染対策っていうのが、このお祭り期間にお祭り騒ぎになってしまうと一挙に増える可能性があるということを非常に警戒をしていますし、そこに注意を払わなければならないと思っています。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見6月23日 全文3に続く