異常事態のレアル・マドリード…今季受けた15回の警告の内9回が抗議によるもの!アンチェロッティ「新たなノルマに慣れないと」 | ラ・リーガ
今季のレアル・マドリードは、抗議によって多くのイエローカードを提示されている。 レアル・マドリードは今季ラ・リーガ第7節までに合計15回の警告を受けたが、その内9回が抗議によるものだった。昨季受けた合計72回の警告で、抗議でイエローカードを提示されたのはわずか15回にとどまり、今季の比率は異常なものとなっている。とりわけ第7節アラベス戦(3-1)では、4分のMFフェデ・バルベルデを皮切りに、FWヴィニシウス・ジュニオール、MFルカ・モドリッチが抗議によって警告を受けている(なおチーム内で、抗議によって最も警告を受けているのはヴィニシウスで合計3回)。 レアル・マドリードが抗議で警告を受け続けている理由、それはラ・リーガでは今季から主審と対話できるのが、キャプテンだけに限られたため。カルロ・アンチェロッティ監督もそのことは承知しているようで、アラベス戦直後には「私たちは新しいノルマに慣れなくてはいけない。抗議をしないようにすれば、それでおしまいだ。それが正当か不当かに限らず、適応しなくてはいけない」と発言。しかし、審判があまりに簡単にイエローカードを出している、という印象も拭えないようだ。 「あんな風にイエローを出すのは大袈裟ではないかとも思うがね。私たちはこの抗議によるイエローの件をチーム内で話し合いたいと思う。しかしモドリッチはキャプテンであり、審判と話せたはずなのだが、彼にもイエローを出すというのは……」 加えて、MFルーカス・バスケスも「審判は悪質なタックルよりも抗議に対してイエローカードを出している。彼らはあまり厳格だし、妥協点を見つけるべきなんじゃないかな」と不満を述べる。対して、スペインの審判たちを管理している審判技術委員会(CTA)は「サポーターが判定に対する批判と受け止めてしまうような選手の言動を許すわけにはいかない」と、審判への敵意を煽るような行動を制限する方針を貫き、また監督や選手たちにはシーズンが始まる段階で「主将しか審判と話せない」旨を伝えていたことを強調している。
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