【侍ジャパン】楽天から球団別最多5人が選出…野手陣の村林一輝、辰己涼介が本大会へ意気込み
「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」(9~24日)に出場する侍ジャパンに、楽天勢から球団別最多5人が選出された。初招集となった村林一輝内野手(27)と辰己涼介外野手(27)の野手陣が、13日の豪州戦(バンテリンD)で初戦を迎える本大会に向けての意気込みを語った。(取材・構成=長井 毅) **** 本職の遊撃に加え、三塁も守れるユーティリティーの村林は「求められたところでチームが勝つためにできることをやるだけ。井端監督を胴上げしたいですね」と粉骨砕身の心構えで本番に臨む。 楽天では念願だった定位置奪取を果たし遊撃で139試合に出場し、打率2割4分1厘、6本塁打、50打点をマークし初の規定打席にも到達。辞退者の代役としてチャンスが巡ってきた。 宮崎の事前合宿中は源田(西武)の背中を追いかけた。ノックでは球界一の名手のグラブさばき、送球の技術を盗もうと、一挙手一投足に注目。食事中も身ぶり手ぶりで打撃論を語ってくれる先輩の助言を真剣に聞き入った。15年のドラフト7位。貪欲に成長を求める姿勢があったからこそ日本代表までたどり着いた。 一方の辰己は3番としての期待がかかる。今季は2度、食中毒になるなど体調不良もあったなかで、パ・リーグ2位の打率2割9分4厘、7本塁打、58打点、20盗塁をマーク。自信を深めた背番号8は「打つのも、守るのも、走るのも、全てで存在感を発揮できる能力はあると思うので、楽しみたい。世界中に名前をとどろかせたい」と鼻息を荒くした。 自分をチョイスしてくれた指揮官に対し、熱い思いも打ち明けた。「井端さんは器が大きい。選んでもらったんで、胴上げしたい。恥をかかすわけにはいかない。そこは責任を持ってやりたい」と、誓いを立てた。村林と共に“楽天旋風”を巻き起こす。
報知新聞社