（サム・アルトマン氏のXアカウントより）

　米OpenAIのサム・アルトマンCEOは1月6日、Xで「非常識なこと：現在、OpenAIのサブスクリプション、Pro（ChatGPT Pro）で損失が発生している」とぼやいた。「我々の予想よりはるかに多く（の回数）使われている」という。 【画像】話題になったChatGPT Proの料金表 　ChatGPT Proは、同社が2024年12月5日に発表したChatGPTの新プラン。目玉のAiモデル「o1 pro mode」の高性能っぷりが注目を集める一方、月額200ドル（1ドル150円換算で約3万円）という強気な料金設定でも話題になった。アルトマン氏のポストからは、高額なサブスクプランの契約者達が、OpenAIの想定を超える勢いで使い倒している状況がうかがえる。 　フォロワーの1人から「いや、（価格設定したのだから）分かってたことでしょ」と指摘されたアルトマン氏は「いいえ、価格は私が設定しましたが、ある程度の利益が得られると考えていました」と回答。別のフォロワーには「（利用者への）制限または使用量ベースの価格設定が必要」と指摘されていた。 　OpenAIは24年12月27日（現地時間）、これまでの“非営利団体が管理する営利企業”という構造を見直すと発表。AGI実現のためにはさらなる資金調達が必要として、現行の営利企業をデラウェア州公益法人（PBC）に転換する計画を明らかにしている。