【フィギュア】〝りくりゅう〟NHK杯2位 GPファイナルは「課題をクリアしていきたい」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯最終日(9日、東京・国立代々木競技場)で2位に入った〝りくりゅう〟こと三浦璃来、木原龍一組(ともに木下グループ)は、次戦に向けて前を見据えている。 ショートプログラム(SP)首位で迎えたこの日は序盤のジャンプや中盤のペアスピンでミスが出て、137・55点にどとまり、合計209・45点で2位。第1戦スケートアメリカに続く優勝はならなかった。それでも木原は「ミスの後に大崩れすることなく戻れたことが昨日のSPに続いてすごい良かった」と振り返った。 ペアスピンのミスについて、三浦は「私たちが組んでから初めてだったので珍しい」と苦笑い。ただイレギュラーの事態だったらこそ、悲観はしていない。今大会の結果を受けてGPファイナル(12月、フランス)進出が決定。「今回見つかった課題をきちんとファイナルでクリアしていきたい」と力を込めた。 第1戦スケートアメリカ前に、木原が昨季痛めた腰の状態が悪化。コンディション調整を余儀なくされたというが「スケートアメリカでもドクターの方に診察してもらって、骨ではなくて多分筋肉的な疲労なものだろうと診断された。日本に帰国した後に精密検査を受けた時も骨に異常はないということが判明した」と大きな問題はなし。「体調と相談しながら、無理はいけないと思うが、骨ではないとわかったので、またプッシュをしっかりかけられる」と声を弾ませた。 2季ぶりにGPファイナルの舞台に戻る中でも「僕たちは絶対王者みたいな立場ではない」と謙虚な姿勢は不変。次戦は今大会を上回るパフォーマンスを見せつける。
東スポWEB