〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.31%高、独1.57%高(2日)
【ロンドン時事】週明け2日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比25.59ポイント(0.31%)高の8312.89で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は1.57%高、フランスCAC40種指数は0.02%高、ストックス欧州600種指数は0.66%高だった。 中国の良好な経済指標を受けて、自動車メーカーなど中国市場への依存度が高い銘柄を中心にドイツ株が大きく買われた。英国株も対ドルでのポンド安が材料視され、6週間ぶりの高値で引けた。一方でフランス株は、野党による内閣不信任決議案の提出で政権が崩壊することが懸念され、ほぼ横ばいで取引を終えた。 FTSEの構成銘柄では、システムキッチンメーカーのハウデン・ジョイナリーが2.76%高、航空機エンジン大手ロールス・ロイスが2.58%高、蒸気システム大手スパイラックス・サーコが2.37%高と相場をけん引。他方、住宅大手ビストリー・グループは3.89%安、小売り大手B&Mヨーロピアン・バリュー・リテールは2.62%安、学生向け住宅の開発・運営を手掛けるユナイト・グループは2.27%安となった。 DAXでは、スポーツ用品大手アディダスが3.18%高、ミュンヘン再保険が2.93%高、業務用ソフトウエア大手SAPが2.73%高と買われた半面、製薬大手バイエルは0.53%安、航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズは0.47%安、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループの持ち株会社ポルシェSEは0.23%安で引けた。