【MotoGP】日本グランプリまであと2戦 Moto3クラスで日本勢全員ポイント獲得
◇オートバイロードレース世界選手権シリーズMotoGP第12戦サンマリノGP決勝(10日、ミサノワールドサーキット・マルコ・シモンチェリ) 【動画】昨季の日本グランプリは久々の開催で日本人ライダーが大活躍(小椋藍選手が地元優勝) 例年「日本グランプリの2レース前」というイメージがあるサンマリノGP。今年も同様、日本GPまであと2戦となりました。4月のスペインGPから続いてきた"ヨーロッパラウンド"の締めくくり。Moto3では2戦連続して日本勢5人がポイント圏内でフィニッシュしました。
■Moto3クラスは大混戦
Moto3で年間タイトル争い2位につける佐々木歩夢選手(日本/ハスクバーナ)は2番グリッド、フロントローからスタートも7位で9ポイント獲得。チャンピオンシップリーダーのダニエル・オルガド選手(スペイン/KTM)が16位で2戦連続ノーポイントだったため、2人の差は4Pまで縮まりました。 次のインドGPで佐々木選手が優勝すれば自力でポイントリーダーになれます(獲得ポイント=優勝:25P/2位:20P/3位:16P/4位:13P/5位:15P、以下15位のライダーの1Pまでポイント獲得)。 しかし、ランク3位~5位までのライダーたちも一気に差を詰めオルガド選手から21ポイント以内にひしめく『大混戦』となっています。 Moto3の日本勢は2戦連続今季3度目の全ライダーポイント圏内でのフィニッシュとなっています。鳥羽海渡選手が6位、古里太陽選手は11位、山中琉聖選手が14位、鈴木竜生選手が15位でした。 【Moto3クラス ランキング *⑫サンマリノGP終了時点】 1.オルガド(スペイン/KTM) 161P 2.佐々木(日本/ハスクバーナ) 157P 3.マシア(スペイン/ホンダ) 149P 4.オンジュ(トルコ/KTM) 144P 5.アロンソ(コロンビア/ガスガス) 140P
■Moto2クラス 小椋藍が粘りの走り
昨季3勝を含む7度の表彰台獲得で年間ランク2位だった小椋藍選手(日本/カレックス)。 予選13位だったものの決勝では粘って5位フィニッシュ。苦しいレースで上位リザルトを掴み取る経験は本気のタイトル争いの際に役立ちます。 所属する出光ホンダチームアジアの青山博一監督が2009年に世界チャンピオンになって以来の中排気量クラスチャンピオンが期待されます。開幕前に左手首を骨折した影響を引きずってきた悔しさは、次のインドGPからの(アジア・パシフィックラウンドでの)活躍で憂さを晴らせるかに注目です。 イギリスGPでのケガで欠場が続いていた羽田太河選手は19位。野左根航汰選手は21位フィニッシュとなっています。