レイズ 右ひじの大手術を3度も受けた右腕ラスムセンと2年契約、復帰後の直球の平均球速は97・4マイル
レイズが右ひじの大きな手術をこれまで3度も受けた右腕ドルー・ラスムセン投手(29)と2年契約を結んだ。 【写真あり】過去の大物FA選手「もし全員一緒に市場に出たら最も価値があるのは誰?」大谷を抑えて1位に輝いたのは… 25年は200万ドル(約3億1588万円)の年俸と50万ドル(約7897万円)の契約金を受け取り、26年には550万ドル(約8億6867万円)が保証される。27年は800万ドルの球団オプションで、インセンティブによって最大2000万ドルまで増額される可能性がある。このオプション年は球団が50万ドルでバイアウトすることも可能だ。 ラスムセンは21年5月、ウィリー・アダメス遊撃手とのトレードでブルワーズからレイズに移籍。レイズではブルペンから先発へと転向した。22年には先発として28試合に登板、146イニングで11勝7敗、防御率2.84の素晴らしいシーズンだった。23年も8試合で防御率2.62と滑り出しは良かった。 しかし右肘の負傷で7月にインターナルブレース手術を受けている。ラスムセンは過去に2度のトミー・ジョン手術を受けた経験があり(16年3月、17年8月)、右ひじの大きな手術を3度も受けたことになる。それでもリハビリに成功、24年8月に戦列復帰。16試合に登板し、28・2イニングで防御率2・83だった。直球も平均で97・4マイルを記録、35奪三振、6四球だった。 ラスムセンはFA権を得るまであと2年だが、今回の契約はその期間をカバーする。25年、ラスムセンは、エースのシェーン・マクラナハン、ザック・リテル、ライアン・ペピオ、シェーン・バズ、タジ・ブラッドリーといった才能豊かなレイズの先発ローテーションに加わる。 レイズのケビン・キャッシュ監督は「ラスムセンがこの挑戦に強い意志を持っているのは間違いない。復帰するために費やした努力、彼自身の人間性を非常に大切に思っている。ケガの歴史への懸念はあるが、春のキャンプから、どんなピッチングを見せてくれるか楽しみです」と話している。