若隆景は役力士との対戦を終えて6勝3敗 立ち合い2度不成立も集中力を保ち正代を寄り切る
◇大相撲九州場所9日目(2024年11月18日 福岡国際センター) 優勝経験を持つ東前頭2枚目の若隆景(29=荒汐部屋)は大関経験者の小結・正代(33=時津風部屋)を寄り切った。これで役力士との対戦を全て終え6勝3敗、これから星を伸ばせそうな状況だ。 立ち合いは正代の手つき不十分により2度不成立。それでも集中力を保った。立ち合いすぐに右を差し、左はおっつけて圧力を加える。攻め込んで左をハズに切り替えながら万全の形で寄り切った。 ABEMA大相撲中継で解説を務めた元小結・臥牙丸のジュゲリ・ティムラズ氏は「ダメだと教えられていることだから(立ち合い不成立になると)凄くいけないことしているみたいで嫌だった」と自身の現役時代を振り返り、「いい相撲でした」と若隆景の集中力を称えた。