漆島美紀・48歳、周囲の支えで“ミス東京”に輝く「次は全日本で一個でもいい成績を残したい」
「本当にうれしいの一言です」 大会後に万感の思いを口にしたのは、8月3日に開催された「第59回東京ボディビル選手権大会」でミス東京を制した漆島美紀、48歳だ。昨年の同大会では準優勝を飾っており、今年は悲願の頂点獲りをはたした。 【フォト&ムービー】東京のトップを射止めた漆島の美筋ボディ インタビュー動画も
「今年は東京選手権に出るか迷っていたんですけど、主人やまわりから背中を押してもらって、出ることに決めました。今日は師匠の加藤(直之)さんが見に来てくださっていたので、よりがんばろうと思いました。いい結果が出せて本当によかったです」 もともとは「ちょっと出てみようかな」という挑戦心からコンテストの門をくぐった。2018年の大会デビュー以降、ボディフィットネスのカテゴリーで活躍してきた漆島は、2021年には身長別日本一決定戦・オールジャパン選手権の45歳以上~55歳未満160cm以下級で優勝するなど存在感を放ち、2023年には女子フィジークに部門を変更。カテゴリー転向初年度で日本選手権10位の成績を残した。
デビュー以降着実にステージを登り、今回激戦区・東京での栄冠を手にした漆島。今後は日本トップの舞台でのステップアップを狙う。 「次はやっぱり、日本選手権で一個でもいい成績を残していきたいですね。前回は10位だったので、9位でも8位でも一歩ずつ上を目指したいです」
取材・文・写真/森本雄大