【巨人】山崎伊織 師匠の「菅野さんがいなくなったと思われないぐらい活躍」 エース道継承
巨人の山崎伊織投手(26)が9日、海外FA権を行使してメジャーに挑戦する菅野の穴を埋める覚悟を示した。G球場で自主練習を行い、「菅野さんがいなくなるのはさびしいけど、いなくなったと思われないぐらい自分が活躍して、菅野さんがアメリカから自分のピッチングを見てくれていると信じて腕を振っていきます」と決意。東海大の大先輩のように、エース級の活躍を見せてチームを引っ張ることを誓った。 今季15勝を挙げた大黒柱の挑戦は記事で知った。「ロッカーで握手をしました。菅野さんは生きた教材。その人と一緒に野球ができたことは自分の野球人生において大きな影響になった。野球選手としてだけでなく、私生活でも高い意識を持たないと菅野さんみたいに長く活躍できない」。今季は2年連続となる10勝を挙げてリーグ優勝に貢献したが、偉大な先輩を目標にさらなる高みを目指す。 継承する菅野のエース道は投球だけではない。1軍秋季練習に参加中の育成・園田が、主にG球場で自主トレを行う山崎伊に弟子入りを志願。「ついに来たか、俺の弟子! うれしいですね。トレーナーさんとかに『園田くんは伊織に似てるよ』って話を聞いていたし、きれいな投げ方をしている」と喜んだ。自身も過去に菅野に弟子入りし、ハワイで自主トレを行うなどして多くを学んだ。「先輩たちに教わったことを、今度はちゃんと伝えられるようにしたい」。後輩たちを引っ張るリーダーシップも菅野に倣う。 「菅野さんに近づけるように頑張りたい」と力強いまなざしで語った背番号19。大先輩からバトンを受け取り、グラウンド内外で菅野ロードを歩んでいく。(水上 智恵)
報知新聞社