2度の好機凡退にも「あまり後に引きずることもない」ソフトバンク栗原陵矢の国際大会での〝集中術〟【プレミア12】
◆プレミア12 1次リーグB組 日本9―3オーストラリア(13日、バンテリンドームナゴヤ) 日本代表「侍ジャパン」の栗原陵矢=ソフトバンク=が初陣の勝利に貢献した。チェコとの強化試合に引き続き「5番三塁」で先発出場し、5打数2安打1打点だった。 ■モデル妻、全身代表ユニ&バナナのフルスイング写真で必勝祈願!【写真】 フル出場の背番号23は試合後、開口一番に「今日の感想は疲れたっす。それだけ」と振り返った。守備では三塁に加え、8回から一塁の守備にも就いた。打撃でも2点リードの3回1死一塁から初球を捉えて右前打。8回2死二塁ではリードを広げる適時二塁打を放った。重圧と緊張感のある初戦でのフル稼働を終えた後の素直な言葉だった。 「でかい」と納得の一振りとなった8回の一打。初回、7回と得点機での打席では結果が出ていなかった。それでも改めて口にしたのは、代表に来てから繰り返し語っている「前向き思考」だった。 「あんまり(期間が)ないんで、この戦いは。後に引きずることもない。その打席で集中しているだけなので」 初戦に快勝した侍ジャパンは日本を離れ、台湾やキューバ、韓国との決戦に挑む。「台湾の球場で、すごくアウェーを感じると思いますけど、楽しめれば」。どんな場所、どんな場面でも、懸ける思いは変わらない。侍の主軸に座る男の表情は自信に満ちあふれていた。(鬼塚淳乃介) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社