「アスリートナビゲーター」を務める内村さん

　26日に開幕するパリ五輪（オリンピック）を中継するNHKで「アスリートナビゲーター」を務める体操界のレジェンド内村航平さんの取材会が2日に都内で行われ、注目ポイントなどを語った。 【一覧】顔写真入り　体操男子パリ五輪代表選手 　08年の北京大会から4大会連続出場し、個人総合の2連覇、団体総合の優勝など頂点を極めた。観戦側に回るのは、04年アテネ大会以来20年ぶりで「切っても切れない縁がありますね」と笑顔。「本当にもう知らないままで、不思議なことをそのまんま直球でぶつけたい。見ている人も確かにそれ気になってたみたいなこともあるだろうでしょうし、そっちのほうがいいのかな」と見据えながら、体操に関しては「競技者しか分からないことも聞いてみたい。そこに関してはプロフェッショナルにできる自信がある」とも意気込んだ。 　体操は東京五輪では橋本大輝が個人総合と種目別鉄棒の2冠に輝いたが、団体総合は銀メダルだった。パリの展望を聞かれると、「男子は団体も個人（総合）も金か銀。3位になることはない」と中国との一騎打ちになると断言。「どうやったら決まるかは、やっぱり着地だと思う」とにらんだ。「会場をどれだけ日本という空気感にできるか。着地を止めないと日本の色に染められない」と説いた。 　女子は全5人が初出場となる。エース宮田笙子らを中心の若い陣容に「後輩の村上茉愛ちゃんに聞いて、3位は頑張ればいけると。すごく勢いがあるチームになる。夢の舞台を楽しんでほしい。（自分は）異様な空気感の中で楽しめているという、変態的な精神状態があったから、ここまで結果が残せたかなと思うので」と期待した。