【陸上】パリ五輪代表51人が発表!! 4×100mRに栁田大輝&桐生祥秀! 森本麻里子は日本人初の女子三段跳出場
日本陸連は7月4日、パリ五輪陸上競技(8月1日~11日)の日本代表選手を発表した。 パリ五輪 陸上日本代表選手をチェック!! パリ五輪代表は4月までにマラソン、競歩の14人を代表内定者として発表。また、トラック&フィールド種目では日本選手権終了時までに条件を満たした女子やり投の北口榛花(JAL)など10人がすでに内定していた。 今回の発表はワールドランキングを元に世界陸連から出場が認められた選手が対象となり、新たに27人が代表に決定。総勢51人の選手がパリ五輪に挑む。 男子100mは日本選手権で1位、2位となった坂井隆一郎(大阪ガス)と東田旺洋(関彰商事)が初の五輪代表に。先に内定していたサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)含む、3人でのエントリーとなった。200mは鵜澤飛羽(筑波大)、上山紘輝(住友電工)、飯塚翔太(ミズノ)と昨年のブダペスト世界選手権出場組が2年連続の世界大会にチャレンジする。 400mも日本選手権優勝の中島佑気ジョセフ(富士通)、標準記録突破者の佐藤風雅(ミズノ)と佐藤拳太郎(富士通)が代表入り。男子スプリント3種目がいずれもフルエントリーとなるのは1936年のベルリン五輪以来の快挙となった。 また、リレー要員として、4×100mリレーには男子100m日本選手権3位の栁田大輝(東洋大)と同5位の桐生祥秀(日本生命)を選出。桐生は3大会連続3回目の五輪代表となる。4×400mリレーは吉津拓歩(ジーケーライン)、川端魁人(中京大クラブ)が選ばれている。 男子中・長距離では10000mの太田智樹(トヨタ自動車)と3000m障害の青木涼真(Honda)が代表入り。3000m障害にはブダペスト世界選手権入賞の三浦龍司(SUBARU)がすでに内定している。110mハードルは日本選手権で2位の高山峻野(ゼンリン)が東京大会に続く出場を決め、400mハードルは標準記録を突破して日本選手権でも好成績を収めた小川大輝(東洋大)と筒江海斗(スポーツテクノ和広)が順当に代表となった。 フィールド種目では世界選手権で入賞経験のある赤松諒一(SEIBU PRINCE)、真野友博(九電工)がそろって初の五輪へ。やり投のディーン元気は12年ロンドン大会以来、12年ぶり2回目の大舞台となる。 女子は新たに7人の代表が発表。アジアの大会でメダルを獲得してきた山本有真(積水化学)がワールドランキングで上位につけ、5000mの代表に選ばれた。10000mは5月の日本選手権1位の五島莉乃(資生堂)、小海遥(第一生命グループ)が初出場を決めている。一方で、出場資格を有していた廣中璃梨佳(日本郵政グループ)はコンディション不良のため代表を辞退した。 このほか、100mハードル田中佑美(富士通)、やり投の上田百寧(ゼンリン)、斉藤真理菜(スズキ)がブダペスト世界選手権に続く日本代表入り。女子三段跳の森本麻里子(オリコ)は、この種目で日本人初の五輪代表の栄誉をつかんでいる。 また、4月に男女混合競歩リレーの代表に選出されていた柳井綾音(立命大)は、個人種目の20km競歩にも出場することが発表された。 なお、補欠選手としてマラソンの川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)、細田あい(エディオン)に加え、男子4×100mリレーの山本匠真(広島大)、同4×400mリレーの西裕大(MINT TOKYO)が選ばれている。 パリ五輪代表については、今週中に世界各国の陸連が代表を発表。他国のエントリー状況によって、来週の前半にさらに代表が追加される可能性がある。
月陸編集部