スティーブ・ジョブズ、カート・コバーン…カルチャー史にその名を刻んだ伝説的人物たちが愛したモデル5選
4.adidas Originals「GAZELLE」 ■ プレミアリーガーやマンチェスターのロックンローラーも愛用 ところ変われば人気も変わる。米国がコンバースならば、欧州で圧倒的人気を誇るのがアディダス。中でも1968年にサッカーのトレーニング用としてデビューした本モデルは、ミニマルな内羽根式のアッパーが特徴。 プロサッカー選手に愛用者が多いことから、チームのサポーターや、そこから派生したカジュアルズと呼ばれるユースカルチャーにおいても絶大な支持を集め、1990年代にブリットポップ・ムーブメントを牽引したバンド、オアシスのギタリスト兼ボーカリストのノエル・ギャラガーもその1人。 バンド結成30周年を記念し、2021年には同モデルをベースとしてコラボも実現。そちらは今では当然入手困難だが、このインラインモデルならば常に入手可能。汎用性が高く、これさえあれば他はいらないと思わせる。まさしくWhatever。
■ 5.New Balance「M990GL6」 ■ イノベーティブを体現するフラッグシップシリーズ最新作 最後は、アップルコンピューター社の共同創立者であるスティーブ・ジョブズが、イッセイミヤケの黒のタートルネック、リーバイスの501とともに愛したニューバランス「992」を……と思ったが、同社が掲げるキャッチコピー“Think different(違うことを考えよう)”に倣い、そのDNAを継承する「990」シリーズ最新作を取り挙げる。 時間と費用を惜しみなく投入し、最新技術で最高のランニングシューズを作ることを目的とする同社のフラッグシップは、「先人達が残してくれたあらゆるものに感謝しようとしてきた。そしてその流れに何かを追加しようとしてきた」と述べ、常にイノベーティブを生み出してきた彼にふさわしい。 もしもジョブズが生きていれば、前作から劇的に進化したルックスと快適な履き心地に、必ずや魅了されたに違いない。
TOMMY