恵みの雨にする!! トヨタの勝田貴元が初優勝狙って〝雨乞い〟「難しくなれば誰かに何かが起きる」2日目は総合4位【WRCラリージャパン】
◇22日 世界ラリー選手権最終戦ラリージャパン第2日(SS2~9、愛知県豊田市、岡崎市など) ◆ 悲願の初優勝を狙うトヨタの勝田貴元が総合4位で2日目を終えた。首位を守ったヒョンデのオイット・タナク(エストニア)とは1分54秒差。サービスパークのある豊田スタジアムに戻ると23日の3日目のステージへ向けて〝雨乞い〟をしていることを明かし「きょうは(翌日のコースで)雨が降ったと聞いている。そこのステージは難しくなる。難しくなればなるほど誰かに何が起きてもおかしくない。自分へのリスクは上がるが、その方が(ライバルに)何か起こる可能性は高い」と恵みの雨を求めた。
この日は大会最初の山間部ステージとなったSS2で左後輪をパンクするアクシデントに見舞われ、一時は総合9位に後退したが、粘り強い走りで盛り返した。愛知県岡崎市の岡崎中央総合公園で行われたスーパースペシャルステージではSS8、9と2本連続でトップタイムをマークし、総合3位につけるM―スポーツ・フォードのアドリアン・フルモー(フランス)との差を0.1秒に詰めた。
2022年大会では3位表彰台を獲得したが、昨年は雨の影響で2日目にクラッシュして後退し、5位だった。「自分の最終結果よりも、チームのマニュファクチャラーズタイトル。何かあった時に取りこぼしがないようにしたい」と慎重に上位をうかがい、チームのマニュファクチャーズタイトル4連覇と、自身にとっての2年ぶりの母国表彰台を目指す。
中日スポーツ