「片づけ」で暮らしが好転。50代で“捨ててもいいもの”が増えてきた
ファッションや暮らしが変わり、手放すものが増えた
こうして私が動くと、家族にも変化が生まれます。私が「これはいる? これはどう?」と夫に聞きましたら、これまでとは違う答えが返ってきました。 以前は「取っておく場所があるから、無理に捨てなくても」と言っていたのに、「どれもいらないかな」とひと言。50歳を過ぎてファッションや暮らしが変わり、手放してよいと思うものが増えてきたようです。玄関がすっきりして暮らしやすくなました。 このように、どこかで考え方が変わる日が来るかもしれないので、うちの夫や家族は捨てないと言うだろう、と決め込むのはもったいないかもしれません。これはチャンスと思い、さらに家じゅうを見まわし、少しずつ手放しています。
衣類は「実際に着る」と手放すか決めやすい
衣類は「いる」「いらない」で判断して、ほぼ手放しました。ただ、なかには決めきれないものもあります。そんなときはもうひと作業。実際に着てコーディネートを考えるのです。服を着て、出かける場所があるのか、今後何回あるのか考えます。 手持ちの衣類やアクセサリーとうまく組み合わせることができて今の自分に似合っていたら、処分せずに取っておきます。着方を決めておけば、次に悩むことがないので時短にも。 反対に、組み合わせる服がない場合。鏡を見ても、以前は似合っていたのに…と迷いが出たら手放すタイミングです。ただ、そういうことに長い時間をかけると、次には面倒でやる気がなくなります。ですから、片づけ1回につき1着と決め、余裕があるときの楽しみにしています。
若松美穂