【TRC】大量9トライのロス・プーマスがワラビーズにリベンジ果たす。
「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」(TRC)第4節、エスタディオ・ブリガディエル・ヘネラル・エスタニスラオ・ロペス(サンタフェ)で現地時間9月7日にアルゼンチン代表“ロス・プーマス”とオーストラリア代表“ワラビーズ”が対戦。前節で敗れたホームのロス・プーマスが9トライの猛攻で大量得点を挙げて67-27で勝利した。 前半3分、アルゼンチンが敵陣22mライン付近の左サイドで得たPGをSOトマス・アルボルノスが決めて3点を先取したが、すぐさまオーストラリアが反撃。6分にSOベン・ドナルドソンがPGを沈めて同点に追いつくと、さらに15分にボールをつないで右中間にFLカルロ・ティッツァーノがトライ。SOドナルドソンがコンバージョンも決めて7点を追加し逆転に成功した。 オーストラリアは22分にもPGを決め、29分に右サイドを破ったFBアンドリュー・ケラウェイのトライとゴールでスコアを20-3とした。 直後の31分にアルゼンチンはWTBマテオ・カレーラスのクリーンブレイクによるトライとゴールで7点を返す。38分にもFWのアタックから、この試合で100キャップに到達したキャプテンのHOフリアン・モントージャがトライをマークしゴールも決めて、スコアを17-20まで戻してハーフタイムを迎えた。 後半6分台にオーストラリアの自陣ゴールライン前でアルゼンチンが圧力をかけキャリーバックにさせる。8分に5mスクラムからフアン=マルティン・ゴンザレスがトライ、ゴールも決めて7点を追加し逆転に成功。続けて17分のFLパブロ・マテーラのトライとゴールでさらに7点を加えた。23分にPGで3点を入れた後、24分にターンオーバーからパスをつないでNO8ホアキン・オビエドのトライとゴールをマークし、スコアを41-20とした。 オーストラリアは29分にペナルティの素早いリスタートからSHテイト・マクダーモットがトライを奪い、SOトム・ライナーがコンバージョンを決めて7点を返したが、ここからアルゼンチンが突き放す。 32分と35分に右サイドをブレイクしたFBフアン=クルス・マリーヤが連続トライ。37分にもNO8オビエドが2本目のトライをマークし、41分のCTBルシオ・シンティのトライで試合を締めた。後半だけで7トライ6ゴール1PGの50点を奪ったアルゼンチンが、トータルスコア67-27で大勝した。 TRC第4節が終了し、アルゼンチンは2勝2敗とボーナスポイント2の勝ち点10で2位、オーストラリアは1勝2敗の勝ち点4で4位につけている。 アルゼンチンは9月21日の第5節で自国に首位の南アフリカ代表“スプリングボクス”を迎え、9月28日の第6節は敵地で対戦する。オーストラリアは第5節にホーム、第6節にアウェイでニュージーランド代表“オールブラックス”と対戦し、TRCでのランクアップとブレディスローカップを争う。