山形県に大雨特別警報発表 気象庁と国交省が合同で緊急記者会見
気象庁は3日午後7時15分、山形県で「これまでに経験したことがないような大雨」になっているとして、同県の6市町(米沢市、南陽市、高畠町、川西町、長井市、飯豊町)に大雨特別警報を発表した。 大雨特別警報は、5段階の大雨警戒レベルで最も危険度が高い「レベル5」に相当する情報で、発表された段階では、すでに土砂災害や洪水など何らかの災害が発生している可能性が高い。 このため、避難場所へ移動する行動そのものが危険な場合も考えられる。土砂災害警戒区域や浸水想定区域など、災害が想定される区域にいる人は、指定された避難場所への移動が困難な場合、少しでも沢や崖から離れた建物や、家の二階などに移動するなど、直ちに身の安全を確保する必要がある。また、普段災害が起きないと思われているような場所でも最大級の警戒が必要だ。
気象庁、国交省が合同で緊急記者会見
気象庁と国土交通省は3日午後8時15分から合同で緊急記者会見を行い、大雨の今後の見通しや防災上の注意事項を説明した。 気象庁の黒良龍太予報課長は「今後、他の市町村にも特別警報を発表する可能性がある。特別警報が発表されてから避難するのでは手遅れとなる。自分の命、大切な人の命を守るため、特別警報を待つことなく、地元市町村からすでに発令されている避難情報に直ちに従い、身の安全を確保してほしい」と話した。 国交省の豊口佳之河川環境課長は「現在氾濫警戒情報が発表されていない河川でも今後水位が上昇する可能性があり、警戒が必要。川の防災情報を確認して」と述べた。