スポーツデータ活用「対策必要」 違法賭博踏まえ室伏長官
スポーツ庁の室伏広治長官は5日の定例記者会見で、スポーツデータの取り扱いについて権利保護などの対策が必要との認識を示した。米大リーグ、ドジャースの大谷翔平の元通訳による違法賭博問題を踏まえて言及したもので「関係省庁を含め、しっかり取り組んでいく必要がある」と述べた。 海外では試合結果や、さまざまな統計などスポーツに関するデータが賭けの対象になっている。室伏長官は、強化や観戦の一助となるデータ活用は重要とする一方で「知らないうちに(賭博など)違った方向に使われるということも起こり得る」と警戒感を示した。 日本のスポーツ振興くじは、不正行為防止の研修を徹底していると強調した。