「ヤバい、ヒドい、と批判殺到」『龍が如く』衣装監修者の13万円最新作にパクリ疑惑が浮上
「MB氏は“本家”であるグイディのPL1をYouTubeで究極のブーツで愛用していると紹介しています。その半年後にこの非常によく似たブーツを販売。“ハイブランドの商品を愛用品として紹介して、似た商品を自分で出す”というのは、最近のファッション系インフルエンサーあるあるで、ありがちな手法ですが、非常にコスいですね」 高価な“本家”っぽい商品を安く提供。それは大なり小なりファッション業界ではよくある話だが、 「MBブーツは13万5000円もします。本家の価格は20万円以上ですが。しかし、元ネタありのブーツに13万円はどうなのか」 MB氏のブーツのサイズ展開は、なんとS・M・Lの3サイズのみ。 「本家のサイズ展開は15以上あります。サイズを絞れば木型がその分少なくて済むので原価を抑えるためでしょう。“グイディレザーなので、履き込むとすごく味が出てくる”などと彼は言いますが、足にフィットしづらいだろう3サイズ展開で、履き込むとか味なんて出ないでしょう」
「みんなバカなんですよ」
MB氏のブーツの商品ページは、暗めの照明で雰囲気ある写真が掲載されている。 「グイディのブーツは“製品”としてブーツに形成してから樽のような機械に入れて、それを回しながら靴本体をまるごと染めています。樽の中で製品同士がぶつかり合いながら染まるので独特の風合いや色ムラが出て、そこが魅力の1つ。この点についてMB氏は、動画で“グイディは加工をめちゃくちゃしてるけど、うちは加工控えめでドレスライクに仕上がってる”などと自画自賛していて。そりゃそうしたほうが金もかからないし、楽ですからね(笑)。製品染めするのは大変なので。これがビジネスが上手な人のトーク力というやつでしょうか」 たしかにMB氏は実業家として成功している。ファッションにつぎ込む金額は、年間で3000万円を超えるそうだ。 「グイディレザーを使いたければ使えばいい。ただ、グイディのレザーを使って、本家グイディのブーツとほとんど同じデザインで出すこと、コラボ商品かのように表記すること、事前に本家を究極だと煽(あお)り、その後自社で出すこと。売れれば勝ち、ですか。良心の呵責(かしゃく)とかないんですかね……」 MB氏のブーツは受注生産。 「MB氏のブーツを買った人は、“パクリを買った”と思われるかもしれない。本家のグイディのブーツを履いている人も、“それMBのブーツ?”って言われるかもしれない。本当に誰も幸せにならないブーツですね。あ、売れているならMB氏だけホクホクかもしれないですけど」 “パクリ”という声が上がっていることについての見解をMB氏側に問い合わせたが、期日までに返答はなかった。 堀江氏のYouTubeに出演した際、MB氏がアパレル業者を指して言い放った言葉で締める。 「(自分以外のアパレル業者は)みんなバカなんですよ」