家族の前でブエルタ区間3勝目！逃げ切り勝利！

休息日明けポンテアレーアスからバイヨーナまで159.6 kmの山岳ステージ、オフィシャルスタートが切られるとブランドン・マクナルティ（UAEチームエミレーツ）がファーストアタック、抜け出したい選手は多く、数人がタイムギャップをつけてもすぐに吸収されている、ワウト・ファンアールト（ヴィスマ・リースアバイク）が積極的に仕掛け、最初の2級山岳でもアタックはかかり続け速度は上がりっぱなし、山頂まで残り2kmというところで抜け出したマルク・ソレル（UAEチームエミレーツ）にファンアールトとウィリアムジュニア・ルセルフ（ティーレックス・クイックステップ）が追いつき山頂をファンアールトが先頭通過。 【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第10ステージ｜Cycle*2024 長い下りでもメイン集団とのタイム差は10秒程度で広がらない。追走が出ては追いつけずの状態の中からユーリ・ホルマン（アルペシン・ドゥクーニンク）、カンタン・パシェ（グルパマ・FDJ）の2人が先頭3人に追いついた、レース開始1時間の平均時速は45.136km/h。残り距離100kmを切ったところでタイム差がようやく30秒まで広がり、アレッサンドロ・デマルキ（ジェイコ・アルウラー）のブリッジは不発に終わり、タイム差は3分半まで広がっていた。

3級山岳はルセルフ、2級山岳はファンアールトが、中間スプリントポイントもアタックしたファンアールトが先頭通過、そのまま先頭グループから抜け出しパシェだけがついていった。最後の1級山岳を2人先頭交代を繰り返しながら上り山頂はファンアールトが先頭通過、山岳ポイント22でアダム・イェーツ（UAEチームエミレーツ）並ぶ。メイン集団はデカトロン・AG2Rラモンディアルヴァランタン・パレパントル、フェリックス・ガルが牽引。 パシェはフィニッシュ手前1.7kmでアタックを仕掛けるもファンアールトがピタッと後輪に貼り付き、フラムルージュを超え最後の最後でスプリントを仕掛けた、パシェに為す術もなくファンアールトは今大会区間3勝目を挙げた。3位には終始つらそうにしていたソレルが入りマイヨロホ・グループは5分31秒後に集団フィニッシュ、総合順位に大きな変動はなかった。 「家族がレースを見に来てくれているときに勝てたことは本当に嬉しい、滅多にないことだから特別な気持ちだ」ファンアールト、ステージ勝利後インタビュー