【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】ファンアールトが山岳ステージで逃げ切り勝利、今大会3勝目/第10ステージ
ポイント賞 1 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)243 Pts 2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)162 Pts 3 パヴェル・ビットネル(チェコ/dsmフィルメニッヒ・ポストNL)81 Pts
山岳賞 1 アダム・イェーツ(イギリス/UAEチームエミレーツ)22 Pts 2 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)22 Pts 3 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)18 Pts
ヤングライダー賞 1 フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)in 40h 11' 23'' 2 カルロス・ロドリゲス(スペイン/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 31'' 3 マティアス・スケルモース(デンマーク/リドル・トレック)+ 01' 49''
チーム総合順位 1 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)in 120h 28' 40'' 2 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)+ 08' 44'' 3 レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)+ 09' 40''
敢闘賞 7 ワウト・ファンアールト(ベルギー/ヴィスマ・リースアバイク)
リタイア 42 ジュリオ・チッコーネ(イタリア/リドル・トレック) 22 ローレンス・デプルス(ベルギー/イネオス・グレナディアーズ) 163 コーベ・ホーセンス(ベルギー/アンテルマルシェ・ワンティ) 194 ハロルド・ロペス(エクアドル/アスタナカザクスタン)
8月28日(水) 第11ステージ カンプス・テクノロヒコ・コルティソ パドロン発着 166.5 km(中級山岳) 知恵の輪のような、奇妙な周回コース 知恵の輪のようなステージ。奇妙な周回コースと、決して高山ではないものの、勾配がキツめの坂道が用意された。大会も折り返し地点。脚自慢のアタッカーたちが、1日を活気づけてくれるだろう。 ある意味ではシンプル。今大会で唯一、スタートとフィニッシュが同じ地点に設けられた。パドロンと言えばししとうによく似たピミエントスの素揚げで名高いが、この日のステージを迎え入れるのは、アルミニウム・PVC製造で知られるコルティソ社の、巨大な研究開発施設。そこから走り出したプロトンは、まずは西へと進路を取る。 周回コースは3つの輪で構成されている。最初は左の2つを合わせた大きな輪を、時計回りで1周回。残り98.6kmでフィニッシュラインを通過すると、続いて真ん中の小さな輪のみ1周。残り61.9kmで再度ラインを通過する。最後は右の2つを合わせた大きな輪をぐるりと周り、最終的なフィニッシュを争う。 コース上には3つの異なる山岳が組み込まれたが、つまり真ん中の小さな輪の上にある2級山岳アグアサンタス(登坂距離5.7km、平均勾配6.1%)だけは、2回通過する。 おそらく最も厄介なのは、右の輪で立ちはだかる3級山岳クルシェイラス。ステージの最後に登場する坂道は、登坂距離こそ2.9kmと短いが、平均勾配は8.9%。しかも勾配二桁台のゾーンが坂道全体に散らばり、序盤には17%、終盤には16%も潜む! 激坂のてっぺんから、コルティソ技術キャンパスまでは、わずか7.9km。うち5kmがカーブ満載のダウンヒルで、残りは平坦と直線の組み合わせ。激坂で飛び出したパンチャーが、果たして最後まで逃げ切れるか。ハラハラした展開が待たれる。
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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