学資保険があと5年で満期です。最近金利が上がってきたので満期保険金も上がるでしょうか?
まとめ
金利は、保険料に影響を与えます。保険料は「予定死亡率」「予定利率」「予定事業費率」を基に算出し、金利は予定利率に影響を与えるからです。金利と保険料は、金利が上がると(予定利率が上がり)保険料は下がるという関係にあります。 ただし、すでに契約した保険については、その後金利が変動しても保険料に影響を与えません。 予定利率は保険商品を設計する際に用いられる数値であり、すでに設計されている保険の予定利率が変更されることはありません。したがって、すでに契約している保険において、その後金利の変動により保険料や満期保険金が変動することはないでしょう。 近年、金利が上がってきていますので、今後加入する保険は改定された予定利率が採用されているかもしれません。その場合、これまでの保険より保険料が低くなるよう設計されている可能性があります。 金利の変動が保険の設計に影響を与えていることを理解していると、保険の説明の聞き方もこれまでとは違ってくるのではないでしょうか。本記事が保険を理解することへの一助となれば幸いです。 執筆者:中村将士 新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー
ファイナンシャルフィールド編集部