パレス、エゼの弾丸ミドルでサウサンプトンに逆転勝利…鎌田大地は終盤出場、菅原由勢は出番なし
プレミアリーグ第19節が29日に行われ、クリスタル・パレスとサウサンプトンが対戦した。 【ゴール動画】パレスが最下位サウサンプトンに逆転勝利 クリスタル・パレスの前節終了時点での成績は3勝8分7敗で、勝ち点「17」を積み上げて16位につけている。開幕後8試合未勝利と苦しんだが、直近7試合では2勝4分1敗と徐々に成績が安定。引き分けの数が多いことも事実だが、わずかにでも勝ち点を拾えるようになってきた。 一方で、サウサンプトンは1勝3分14敗の勝ち点「6」で最下位の20位に沈んでいる。11月2日に行われた第10節エヴァートン戦(○1-0)を最後に白星がなく、以降引き分けの数も2つのみ。15日に行われた第16節トッテナム戦で0-5と大敗を喫すると、ラッセル・マーティン監督の解任を決断。前節はイヴァン・ユリッチ新監督にとっての初陣だったが、ウェストハムに0-1で敗れていた。 残留争いから一刻も早く抜け出すためにも、両者負けられない一戦では、クリスタル・パレスに所属する鎌田大地、サウサンプトンに所属する菅原由勢ともにベンチスタート。試合が動いたのは14分のことで、敵陣左サイドでボールを受けたカイル・ウォーカー・ピータースが、対峙したダニエル・ムニョスを振り切り、左サイド深い位置まで侵入。中央へ折り返すと、アダム・アームストロングが左足で繋ぎ、最後はタイラー・ディブリングがダイレクトで押し込み、サウサンプトンが先手を取った。 クリスタル・パレスとしては早々と1点ビハインドを強いられたが、その後は攻勢を強め、相手ゴールに迫る回数を増やす。そんななかで迎えた31分、クリスタル・パレスは右コーナーキックを獲得すると、ウィル・ヒューズが左足でインスイングのボールを供給。このボールがニアサイドへ入ったトレヴォ・チャロバーの頭にピタリと合い、ヘディングシュートでゴールネットを揺らした。 1-1で後半へ折り返すと、立ち上がりの52分に再びスコアが動く。クリスタル・パレスはコーナーキックの跳ね返りを回収し、タイリック・ミッチェルがアバウトなロングボールを蹴り込むと、ボックス右の深い位置で粘ったムニョスが右足で折り返す。このボールがペナルティエリア手前に流れると、待っていたエベレチ・エゼが右足一閃。強烈なミドルシュートを突き刺し、クリスタル・パレスが逆転に成功した。 1点をリードして終盤へ突入すると、オリヴァー・グラスナー監督は86分、ヒューズとエゼを下げて、シェイク・ドゥクレと鎌田を投入。直後の89分には、左から中央へドリブルへ持ち運んだ鎌田が強引に右足を振ったが、シュートはわずかに枠を外れた。 試合はこのままタイムアップ。この結果、クリスタル・パレスが公式戦では4試合ぶり、プレミアリーグでは3試合ぶりの白星を掴んだ。一方のサウサンプトンはまたも勝てず、公式戦全体で見ると直近10試合で8敗目となっている。なお、菅原に出番はなかった。 次節は2025年1月4日に行われ、クリスタル・パレスはチェルシーと、サウサンプトンはブレントフォードと、ともにホームで対戦する。 【スコア】 クリスタル・パレス 2-1 サウサンプトン 【得点者】 0-1 14分 タイラー・ディブリング(サウサンプトン) 1-1 31分 トレヴォ・チャロバー(クリスタル・パレス) 2-1 52分 エベレチ・エゼ(クリスタル・パレス)
SOCCER KING