「竹下登総理の孫と言われるのは肩身が狭かった」DAIGOの姉・影木栄貴 優等生が「BLは私の魂の叫び」と両親に訴えた過去
母方の祖父は故・竹下登元総理、弟はミュージシャンでタレントのDAIGOさん、義妹に女優の北川景子さんという華々しい一族を持つ漫画家の影木栄貴さん。祖父に頼らず、自分の力で夢だった漫画家になった経緯やご家族との関係について、お話を聞きました。(全3回中の1回) 【写真】「華麗なる一族」DAIGOさんら3きょうだいの美しすぎるお母さま ほか(全14枚)
■公立の学校に通い、ごく普通の家庭に育った ── 影木さんは三きょうだいの長女で、ご自身は、小中学校は公立に通われていたんですよね。 影木さん:はい。「先生の言うことはちゃんと聞きなさい。学校は休んじゃいけない」と親から教わってきたので、毎日、学校に行って、校則はちゃんと守るようなまじめな生徒でした。教科書も学校に置いていっちゃいけないと言われていたから、教科書に加えて辞書まで持って帰っていたほど。当時の学校ってスパルタで、給食は残すなと言われていた時代。私は鶏皮が苦手で、鶏肉の竜田揚げがどうしても食べられなくて…みんなが掃除を始めるなか、ひとり机に座って鶏皮とにらみ合ってました。無理やり飲みこんで、トイレで吐き出す…なんてこともありましたね。
── それはなかなかハードな…。しかし元総理のお孫さんが公立の小中学校に通われていたというのは意外でした。 影木さん:幼稚園から私立に入るような子とは全然、世界が違っていたことが大人になってからわかったんです。私、本当に“普通”を知ってるなって思いました。そりゃあ、幼稚園からエスカレーター式の私立に入れてもらっていたら一番ラクだったかもしれないけど。漫画家という職業を選んだことも含めて、普通の公立の生活を体験したのはすごくよかったと思っています。でもね、次男のDAIGOだけ、中学から私立に行かせてもらったことはちょっと恨んでますけど(笑)。
──「総理の孫」ということで、学校で目立つことはありましたか? 影木さん:祖父とは苗字が違ったので、言わなければわからなかったようです。祖父が参観日に来るわけでもないし(笑)。バレないという意味で、普通に溶けこめたのでよかったです。有名人の子どもが普通の公立の学校に行ったら、悪目立ちしてしまうだろうし。それを考えると、有名人の子どもは私立に入れてあげたほうがいいんだろうなというのは、今はよくわかります。