＜マスターズGCレディース　最終日＞8番、ティショットを放つ畑岡奈紗（撮影・中辻　颯太）

　◇女子ゴルフツアーNOBUTA　GROUP　マスターズGCレディース最終日（2024年10月20日　兵庫県　マスターズGC＝6506ヤード、パー72） 【写真】大会アンバサダーのイ・ボミ（左）と共にセルフィーするイ・ミニョン 　3打差の5位から出た、米ツアーを主戦場とする畑岡奈紗（25＝アビームコンサルティング）は5バーディー、1ダブルボギーで69をマークし、通算13アンダーの2位で4日間を終えた。 　1番パー5では第3打目をグリーン右手前のラフに外したが、そこからチップインバーディーを奪取。幸先よく滑り出したが、3番ではグリーン手前のバンカーから寄せきれず3パットのダブルボギーを叩いた。それでも4番では15メートルのバーディーパットを沈めるなど、強風に寒さという難条件の中でこの日ベストの69をマーク。「風が強かったので簡単にいかないだろうなというのはあった。午前中はダボしてしまいましたけど、それ以降は我慢のゴルフができて、それが後半の良いゴルフにつながったと思います」と、うなずいた。 　22年以来約2年半ぶりとなる勝利はならなかったが、約1年ぶりの日本ツアーで健闘。「ここまで来たら勝ちたかったなっていう気持ちもあった」と話しつつも、「でも本当にこの4日間楽しくできたしやりきれた」と表情は晴れやかだった。 　この日は、畑岡の姿をひと目見ようと大ギャラリーが詰めかけた。今後は主戦場の米ツアーに戻り、メイバンク選手権から4試合に出場予定。「なかなかアメリカツアーだとあんなにたくさんのギャラリーに囲まれてプレーすることが少ないので、すごく温かいなっていう風に感じました」と日本でもらった応援をパワーに変え、2年ぶりの優勝を目指す。