7位タイで終了した木戸愛＝マスターズGC（撮影・中島信生）

延田グループ・マスターズGCレディス最終日（20日、兵庫・マスターズGC＝6506ヤード、パー72）5位で出た木戸愛（34）＝フリー＝は73で回って通算9アンダーとし、順位は下げたものの自身今季最高の7位。メルセデスランキングは来季のシードが付与される50位に浮上した。71で回ったイ・ミニョン（32）＝韓国＝が通算14アンダーで優勝。2022年「北海道meijiカップ」以来の日本ツアー通算7勝目を挙げた。 【ツーショット】優勝したイ・ミニョンと大会アンバサダーのイ・ボミ 飽くなき向上心で進化を続ける。34歳の木戸が7位でフィニッシュ。「悔しい気持ちもあるがベストは尽くすことができた」と胸を張った。 最大瞬間風速14・1メートルの強風が吹いた最終日。前半で1つスコアを落としたが、10番から連続バーディーを奪い、一時は首位と1打差まで詰め寄った。メルセデスランキングは来季シード圏内の50位に浮上。5季ぶりのシード復帰が見えてきた。 このオフから男子ツアー通算94勝の尾崎将司に弟子入り。シーズン開幕前はジャンボ邸を週に5度訪れ、練習に明け暮れた。「思い切り振ることを教わった」と、ドライバーの平均飛距離は昨季から約10ヤード向上。開幕後も週に一度は尾崎のもとで練習しているという。 トップ10入りは今季3度目。2012年7月の「サマンサタバサレディース」以来となるツアー通算2勝目を挙げれば、金田久美子が持つ最長ブランク優勝記録（11年189日）を更新する。「本当にゴルフがよくなってきている。最後までチャレンジし続けたい」と目を輝かせた。（鈴木和希）