「フィンランドのしめ縄」ヒンメリ作り 天井に描くきれいな模様 幸せ招く伝統品に児童挑戦
この時季にフィンランドで飾られる伝統的な装飾品「ヒンメリ」は、豊作や家内安全を願い、日本のしめ縄に通ずるものがある。京都府南丹市立文化博物館(園部町)で、ヒンメリ作りのワークショップが初めて開かれた。 講師はヒンメリ作家の西村博香さん=京都市左京区。約20人が参加し、14日にあった。 材料は西村さんが育てたライ麦の茎。参加者は針と糸を用いて茎を規則的につなぎ合わせて立体を仕上げた。 天井につるすと幾何学模様の影が映ることからヒンメリは「光のモビール」と呼ばれる。風にあたって回ると幸せを招くとされる。 参加者(18)=南丹市園部町=は「以前から作ってみたいと思っていた。部屋に飾って楽しみます」とほほ笑んだ。