昨年準優勝を飾った「SDG Team HARC-PRO. Honda」が今年も鈴鹿8時間耐久ロードレースに挑む!
夏の風物詩「2024 FIM 世界耐久選手権”コカ・コーラ“鈴鹿8時間耐久ロードレース」がいよいよ来週決勝が行われる。昨年総合準優勝を飾った「SDG Team HARC-PRO. Honda」は悲願の総合優勝に向けて着々と準備を進めている。
昨年の「SDG Team HARC-PRO. Honda」は激しい3位争いを制して表彰台をゲット、暫定2位のチームが失格となり、準優勝を飾った。今年も準備万端、着実に準備を進めている。
SDG Team HARC-PRO. Honda始動
今年、昭和電機株式会社から社名を「SDG株式会社」へと変更した当社は、国内外に拠点を有する、送風機、環境機器、集塵機といった環境改善機器のメーカー。2022年から始まった有限会社ハルク・プロとの鈴鹿8耐参戦は3年目を迎える。
チーム総監督は本田重樹氏、ライダーは全日本ロードレース選手権とFIMアジアロードレース選手権に参戦し、両カテゴリーともトップ争い中の國井勇輝選手、スペインスーパーバイク選手権へ参戦しており、3年連続で起用している浦本修充選手、そしてロードレース世界選手権Moto2クラスへ参戦して成長が著しいインドネシア出身のMario Aji(マリオ・アジ)選手。ゼッケンは73を予定し、マシンは鈴鹿8耐仕様のHonda CBR1000RR-R。
合同テストの模様
鈴鹿8時間耐久ロードレース本番まで約1ヵ月に迫った6月19日(水)から鈴鹿サーキット主催の合同テストに、國井勇輝、浦本修充、マリオ・アジの3名のライダーが再び集結し、マシンセットに勤しんだ。
テスト走行は、Aグループ、Bグループに分かれて3セッションあり、最後に夜間練習走行も行われた。SDG Team HARC-PRO. Hondaは、Bグループでの走行となり、効率よくテストメニューを組み、それぞれのライダーがこなしていくも、2回目のセッションで1台のマシンにトラブルが発生。そのため3回目のセッションは1台しか走行ができなかった。課題は残ったものの、3回目のセッションに國井がマークした2分07秒764がチームベストとなり、総合9番手、チーム単位7番手で初日を終えた。
合同テスト2日目は、初日に比べて過ごしやすい一日となり路面温度は約40度までしか上がらなかった。本戦での路面温度はさらに上昇するので、現地でのタイヤコンディションのシミュレーションは過去のデータ分析を行うしかないため、2日目は精力的に走り込んだ。午前中のセッションは80分あり、ここでは、マリオ・アジがロングランを行い2分08秒台で周回。最後に200Rシケインで転倒があったものの、幸い、マリオにケガはなかった。チームはバイクをすぐに修復し、午後のセッションに間に合わせることができた。午後の90分間のセッションは、國井と浦本がロングランを敢行。浦本は順調に周回を重ね、國井はロングラン中にマイナートラブルが発生したが、何とか走り切り貴重なデータを残した。この日のベストタイムは2分07秒639となり、総合12番手。チームベストでは8番手となっている。
鈴鹿8耐決勝は、昨年は8月8日に決勝が行われたが、今年は7月21日(日)に行われる。天候的なコンディションはレースに影響を及ぼすのだろうか。チームの戦略やいかに!
アウトビルトジャパン
【関連記事】
- メルセデス・ベンツのインテリアをスタイリッシュにグレードアップする
- 「GazeBox(ガゼボックス)ガレージシステム」デザインの国イタリアからやってきたカーポート
- この45年落ち走行距離8万2千kmの500TE AMGなんぼ?超希少なメルセデス 500TE AMGがオークションに
- 【海外イベントレポート】ロシア最大級のカーディテイリング・プロテクションフィルムのイベント「モスクワ 国際ディテイリングショー(Moscow International Detailing Show)」の視察に行ってきました!
- 【え、これですか?ホンダS2000です】エグイけどちょっとカッコいいかもー チューニングカーショー「PS Days」