「中学受験」は小6スタートでも大丈夫って本当? 東大卒プロ家庭教師が明かす“令和の新定番”
《5月連休までに》 計算力と国語力の最低ラインに追いつく。 ・『陰山メソッド 徹底反復百ます計算』(小学館)で2分台に ・『予習シリーズ計算』(四谷大塚)4年上下・5年上下を1日3~4ページずつ 済ませる ・漢字教材を一つ、終わらせる。『サピックスメソッド 漢字の要ステップ1 マスターブック』(代々木ライブラリー)など 《4月から6月までの間に》 算数、国語、理科、社会の基礎を一通りやる。 ・『首都圏模試受験生の2人に1人が解ける基本問題』(学研プラス)の4科目分。 社会と理科は『中学入試 自分でつくれる できる子ノート』(旺文社)でも良い ・次に大手塾教材へと進む。『予習シリーズ』(四谷大塚)を、算数は「4年上」から、国語・理科・社会は「5年上」から超速でやっていく 《塾について》 計算力と国語力の最低ラインに追いついたのち、大手塾の授業に合流するか、個人塾・家庭教師を選び学習を進めていく。小学6年生からでも合流しやすいのが日能研、臨海セミナー。またはお世話焼き型の熱心な個人塾、もしくは家庭教師。 通塾しない場合は、塾のオンラインシステムが良い。おすすめは四谷大塚「進学くらぶ」。アーカイブを何回も見られるので進めやすい。 ただしオンライン授業の欠点は、テストを受ける機会が少ないので、試験の場慣れができないこと。外部の模試をガンガン受けて「テスト慣れ」をするように努める。 また夏休みは、できれば集団塾の夏期講習に短期間でも行くようにすると、友達や知り合いができて張り合いもあり、自分の「やれる・やれない」をなんとなく把握でき、弾みもつきやすい。 小6スタートの場合、成果が出始めるのは早くて10月くらいです。中には1月、本番の2月まで成果が出ない子もいるので、親子ともに焦らないで、勉強をどんどん進めていきましょう。
▼著者プロフィール▼
長谷川 智也 ブログ名はジュクコ。1980年兵庫県明石市出身。高卒の両親のもとに育つもハードな中学受験を経験。白陵中学校・高等学校を経て、東京大学卒業後、大手塾に勤務、人気講師となる。2009年独立してフリーランスの「プロ家庭教師」に。既存の固定観念にしばられない、生徒個人を見つめた指導で数々の実績を上げる。独自のプログラム「究極の受験セカンドオピニオン・スーパーコンサル」は年間300件を超える申し込みが殺到する。甲冑メタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても本気で活動中。 著書には『中学受験 論述でおぼえる最強の社会・理科』『中学受験 論述でおぼえる最強の理科』(エール出版社)、『中学受験 自走モードにするために親ができること』『自考モードにする 中高6年間の過ごし方』(講談社)などがある。 今回紹介したのはこちら! 『中学受験 奇跡を引き出す合格法則 予約殺到の東大卒スーパー家庭教師が教える』 長谷川 智也 (著)/講談社 東大卒のプロ家庭教師という異色の著者は、スーパーコンサルというユニークな「単発授業方式」で、20年以上にわたり約3000家庭を見てきました。 その中で「この子は最後には伸びるな」「この親子はうまくいきそうだな」と感じる家庭がごくまれにあり、結果合格をつかんでいきます。 志望校の合格を勝ち取る親子は、「何をやったのか」「何をやらなかった」のか。 その法則を分かりやすく紹介し、悩む受験家庭に届けます。